- 開催日 2024年06月10日
今年度第1回の富山県在宅医療支援センター運営協議会が6月10日に開かれ、郡市医師会在宅医療支援センター担当役員及び県職員等が出席した。会議では県から地域包括ケアシステム構築に向けた2024年度の取組みや7月実施予定の富山県在宅医療実施状況調査について説明された。県内の在宅医療の状況を正確に把握するために、調査協力要請があった。本調査について、担当役員より「地域ごとに医療資源が異なるように思う。地域ごとの課題を明らかにするために、郡市医師会レベルの集計結果を公開してほしい。」と要望があった。
続いて担当役員による郡市医師会在宅医療支援センター2024年度事業計画の説明された。担当役員からは「今後、①単独の郡市医師会で事業を行うことが困難になる②郡市をまたぐ複雑な症例が発生する可能性があるという観点から、医療圏単位での事業が必要になるのではないか」という意見があった。他にも、「ICT導入についてメリットが感じられず導入を見送った」という報告に関連して、「ICT導入がスムーズに進まない理由を分析したい。ICTだけでなく、オンライン診療の増加を見据えてサイバーセキュリティ対策等の環境整備等も整理したい」など活発な議論が行われた。
その後、富山県在宅医療支援センター2024年度事業計画等について協議した。