富山県在宅医療支援センター

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『富山県在宅医療支援センター講演会』開催のご案内

富山県
『富山県在宅医療支援センター講演会』開催のご案内
『富山県在宅医療支援センター講演会』開催のご案内

講演
「“食べる”を支える在宅医科歯科連携~口も見て歯科へつなぐ~」
講師:みのう医科歯科クリニック 院長 美濃 一博 先生
「歯科からの食支援」
講師:しん川歯科医院 院長 新川 いくみ 先生

・申込締切:2021年2月14日(月)まで。
・ハイブリッド(会場参加、Web参加併用)開催いたします。
・参加希望の方は上記URLにアクセスし、お申込みいただくか、パンフレットをダウンロードし、QRコードからお申込みください。
・参加をご希望の方は1人につき1アドレスにてお申込みください。
・詳しいお問い合わせは、富山県在宅医療支援センター(TEL076-464-3221)まで。

多職種連携活動紹介Vol.6 在宅医療いみずネットワーク(射水市)

射水
多職種連携活動紹介Vol.6 在宅医療いみずネットワーク(射水市)
  • 日時 2021年12月21日
  • 場所 射水市
  • 対象 医師・医療介護関係者
多職種連携活動紹介Vol.6 在宅医療いみずネットワーク(射水市)

【はじめに】
主治医・副主治医制をいち早く導入し在宅医療を推進してきた「在宅医療いみずネットワーク」は、射水市の在宅医療を支援する多職種連携のよりどころとして地道な活動を続けております。2009年10月に矢野博明先生を代表として射水市医師会内に発足し、2021年9月現在では射水市内の100事業所の330名を超える医療・ケア従事者が参加するネットワークに育ちました。
医療や介護が必要になっても、住み慣れた「射水」の地で、自分らしく最期まで暮らし続けられる様に、ネットワークの力で支援しています。また「365日・24時間の安心、安全な在宅医療」を提供するために、総合病院との連携を強化し、射水市行政と共同し多職種同士の連携・情報共有を重視した取り組みを展開しています。
【研修会】
顔の見える関係づくりのために、毎年「事例検討会、多職種連携研修会、講演会」の3つの研修会を開催しています。しかし残念なことにコロナ禍により、2020、2021年度は対面による研修会は中止となりました。その代替策として、多職種連携研修会を会員向けの動画配信として行いました。2020年度は『ICTを活用した多職種連携とACP』と題して、合計16名の会員が動画に出演し、4本の動画を作成配信しました。2021年度はACPの実際、歯科医師との連携、コロナ禍での在宅対応に関連した動画作りを行っています。2022年度からは従来通りの研修会が再開できることを願って、準備を進めています。
【ICTによる情報共有】
射水市では(株)カナミックネットワークが提供する「TRITRUS」を用いた射水市多職種連携支援システムを、2019年10月から導入しています。システム導入にあたり2017年より射水市在宅医療・介護推進連携協議会の情報共有ワーキング内で検討を重ね、射水市が実施主体となり、2019年度の「富山県医療・介護連携促進基盤整備事業」の補助を得て導入致しました。利用開始から2年が過ぎ、2021年10月末時点で156事業所より473名の利用者登録があり、実際の情報共有は100名を超える在宅療養者に開始しております。主治医またはケアマネジャーが在宅療養者本人や家族より同意を得て、射水市地域福祉課に担当者リストと共に登録を依頼することで一両日中に情報共有が開始されます。
ICTではタイムリーな状態把握や各専門職からの情報提供が可能となり、さらには在宅療養者の心づもりが把握できます。本人の意思決定支援に結び付くため、ACPとの関連性に注目して勉強会を重ねているところです。癌終末期の在宅緩和ケアのみならず、慢性疾患や認知症あるいは神経難病を有する方の情報共有も増えてきており、多職種連携に必須のツールとなりました。
【おわりに】
コロナ禍で療養の場への希望には少なからず変化があり、在宅医療の重要性は改めて注目されています。地域医療を担う医師会にあって、私達は専門職同士の交流で常に新しい知識や技能を身に着け、協力し合って地域住民の皆様の笑顔を支えたいと思っています。
【文責】
野澤 寛(射水市医師会副会長、在宅医療いみずネットワーク代表)

『富山県在宅医療支援センター在宅医療スキルアップセミナー』開催のご案内

富山県
『富山県在宅医療支援センター在宅医療スキルアップセミナー』開催のご案内
『富山県在宅医療支援センター在宅医療スキルアップセミナー』開催のご案内

講演:「PCAポンプを用いた在宅医療をサポートします」
講師:富山市薬剤師会常任理事/はなの木薬局営業本部課長・在宅部課長 松本 裕樹 氏 

・申込締切:2022年1月31日(月)まで。
・ハイブリッド(会場参加、Web参加併用)開催いたします。
・参加希望の方は上記URLにアクセスし、お申込みいただくか、パンフレットをダウンロードし、QRコードからお申込みください。
・参加をご希望の方は1人につき1アドレスにてお申込みください。
・詳しいお問い合わせは、富山県在宅医療支援センター(TEL076-464-3221)まで。

2021年度在宅医療実務者研修・実地研修(訪問診療同行見学)のご案内

富山県
2021年度在宅医療実務者研修・実地研修(訪問診療同行見学)のご案内
  • 日時 研修期間2021年11月1日(月)~2022年3月11日(金)
  • 場所 受入れ実習施設
  • 対象 訪問診療の実地研修を希望する医師(会員・非会員は問いません。)
2021年度在宅医療実務者研修・実地研修(訪問診療同行見学)のご案内

在宅医療に取り組む医師を増やし、また在宅医療を担っている医師のスキルアップを図る目的で、経験豊富な医師の訪問診療に同行し情報交換や連携強化を行う研修です。

研修期間:2021年11月1日(月)~2022年3月11日(金)
申込締切:2022年2月28日(月)
報告書提出期限:2022年3月25日(金)

研修までのながれ
①県医師会に参加希望をE-mailにて連絡。
②県医師会より受講者に実習施設一覧を送付。
③受講者は一覧より訪問日程および見学したい手技等を確認し、県医師会へ希望施設を連絡。
④受講者が選択した施設に県医師会より受入れについて確認。
⑤県医師会より受講者に確認結果を連絡。
⑥受講者が直接実習施設に連絡し、研修日時、集合場所、訪問時の注意点を確認する。
⑦訪問診療同行見学への参加。
⑧実習終了後、感想等を県医師会へ報告。

※受講を希望される方はE-mail(zaitaku@toyama.med.or.jp)の件名に「訪問診療同行見学希望」、本文に氏名、所属医療機関、連絡先をご記入の上、2022年2月28日(月)までにお申込みください。

2021年度富山県在宅医療・本人の意思決定支援事業における採択事業について(ご案内)

富山県
  • 日時 2021年度
  • 場所
  • 対象 事業内容ごとに対象者・対象職種等がことなりますので、今後掲載する各案内をご参照ください

富山県医師会(富山県在宅医療支援センター)では、富山県の委託を受け「富山県在宅医療・本人の意思決定支援事業」を実施します。在宅医療の推進のため、患者本人の意向を尊重した治療が必要であり、もしものときのために患者本人が望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有するACP(アドバンス・ケア・プランニング)の取組みが重要になります。全県的にACPを推進するために、県内の医療圏毎の各郡市医師会が共同で行うACPの推進に向けた事業に対し、助成します。事業審査の結果、2021年度は別添の3事業※1について助成することを決定しました。
なお、本事業実施における講演会・研修会等の各種イベントスケジュールについては、今後当ホームページにて随時掲載を予定しておりますので、関心のある方はぜひご参加※2ください。
※1.詳細はパンフレットダウンロードより参照ください。
※2.イベント内容により、参加対象・職種・人数が指定される場合がございますのでご注意ください。

多職種活動紹介Vol.5 富山市医師会在宅医療支援センター(富山市)

富山市
多職種活動紹介Vol.5 富山市医師会在宅医療支援センター(富山市)
多職種活動紹介Vol.5 富山市医師会在宅医療支援センター(富山市)

平成24年4月当時の島田一彦会長・河上浩康担当理事が尽され、富山市医師会に在宅医療支援センターを立ち上りました。
それ以前より富山市内には「在医協とやま」という在宅医グループが設立されていました。
このグループの特徴は主治医・副主治医制でした。現在のような強化型在宅医療支援事業所が制度化される前です。当時、診療所は医師一人が当たり前の時代でした。しかし医師一人では無理があり、担当医が不在になったとき患者は必要な在宅医療を受けられないとの問題がありました。その象徴的事例は、当時「在医協とやま」会長であった水上先生が急死された時、グループ内で「在宅難民を助けよう」を合言葉にグループ内で仕分けし患者を担当できたことです。その基礎となったのは主治医・副主治医制です。その仕組みは「コールセンター」にて在宅新患者に対して予め主治医・副主治医を選定しておりましたことです。これによって70名という在宅患者の訪問診療が継続できました。
この「在医協とやま」はその後、富山市医師会在宅医療支援センターに移管しました。
「富山市医師会在宅医療支援センター」のHP内に連絡ツールをクリックしてお申し込みください。今年度はこの主治医・副主治医制のICT化を懸案中であります。
また、当時主治医不在時の看取りをどうするかが問題でした。富山市全域の開業医のため、河上先生の発案で富山市全域の「在宅医ネット」が設立されました。このネットは主治医が看取りに訪問できない時の代理医ネットです。発足当時登録会員数は47施設でした。現在、看取り可能な医療機関は76か所と増え、看取り医がみつからないことはありません。

さて、センターが設立された時会員の在宅医療の知識・技術の向上、多職種との交流・共有を目指し、「とやま在宅協議会」を発足されました。この会は年数回定期的に開催される勉強会です。事例検討、在宅医療・介護研修・講演会や実技指導など毎回その分野のエクスパートを講師として招いています。大変勉強になる会です。同協議会の現在まで活動内容は富山市医師会の在宅医療支援センターのHPを覗いてください。
さて、現在の当センターの活動は市民講座・在宅医療介護連携に関わる研修会です。市民講座は毎年県内外から講師をお招きし、「住み慣れた自宅や地域で安心して暮らす」ためにできることを考える講座であります。例年100名を超える参加があります。

また、医療介護連携を推進するために、平成28年より島田一彦前会長の発案で富山市内を5つのエリアにわけたエリア会議を開催し、エリア毎に多職種連携や在宅医療の支援体制の構築を進めています。この会議は毎年共通のテーマを決め、各エリアの実行委員会により企画・開催されます。各エリアの特徴ある会議で70~100名の参加があります。詳細はHPをご参考ください。今年度はコロナ感染の影響により密接を避けるためハイブリットで講演会を行いました。

次に富山市医師会の在宅医療のICTについて報告します。
富山市医師会は吉山泉会長の尽力で「診療工房」を発展させ、医療・介護の情報共有化ソフトとなっています。病診連携・医科歯科連携による医療情報だけでなく介護計画書や訪問看護指示書などの情報がデーターベース化されています。
ただ、これは公文書的なデーターベースであり、患者宅に持ち込むには向きません。
日々の患者の変化の情報発信にはスマートフォンによるSNSや在宅医療用のソフト(アプリ)が開発されており、富山市医師会ではこれらを紹介するイベントを開催してきました。
今後もよいICTがあれば紹介イベントを開催する予定です。
富山市医師会在宅医療支援センターでは第3の支援事業として
これから在宅医療を始める医師への支援として「在宅医療支援ガイドライン」を発行しております。是非一読していただければ幸いです。
また、在宅医療に必要な医療器具の支援として
① 在宅医療消耗機材共同購入支援
② 小型シリンジポンプの貸し出し
③ ポータブルレントゲンの出向撮影などの支援を行っています。

【原稿執筆:前川 裕 先生(富山市医師会理事)】 

【富山県在宅医療・本人の意思決定支援事業】新川医療圏『「人生会議」ってなぁに?プロジェクト』のご案内について

新川

富山県在宅医療・本人の意思決定支援事業にて新川医療圏で作成されましたACPアニメーションが上記URLからご視聴いただけます。

アニメーション
◎人生会議、はじめよう!
◎知っていますか?『人生会議』

多職種連携活動紹介Vol.4 新川地域在宅医療療養連携協議会(新川地域)

新川
多職種連携活動紹介Vol.4 新川地域在宅医療療養連携協議会(新川地域)
  • 日時 2019年10月8日
  • 場所 新川地域
  • 対象 医師・医療介護関係者
多職種連携活動紹介Vol.4 新川地域在宅医療療養連携協議会(新川地域)

はじめに:
2005年4月に在宅患者の受け皿整備のため、新川地域(魚津市、黒部市、入善町、朝日町)の開業医8名で新川地域医療連携懇話会を立ち上げました。在宅主治医を支援する目的で他の開業医2名が副主治医としてサポートする形態を取りました。連携ツールとして在宅療養実施計画書、在宅終末期医療ケア基本情報、経腸栄養法基本事項、在宅診療報告書からなる連携クリティカルパスを構築し、2006年7月から運用を開始しました。予想以上にパスと連携が機能し、連携病院の地域連携室や医師、訪問看護師、ケアマネージャー、調剤薬局薬剤師、作業療法士など多職種の参加を得て在宅医療と療養を支える基盤が出来上がり、2007年6月 新川地域在宅医療療養連携協議会(以下、当会)へと名称変更を行いました。2010年4月に新川地域在宅医療支援センター(以下、センター)が設立され、当会はそのサポートを受けることになりました。

情報共有:
当会発足当初は情報共有は主にFaxで行っておりましたが、2009年10月にICT連携ソフトとしてMicrosoft社のOffice Groove 2007を導入し2010年4月より本格運用を開始、2012年にバージョンアップ版であるSharePoint Workspace 2010に切り替えを行っています。しかし、同ソフト販売終了のため、2019年3月に富山県地域医療介護総合確保基金を活用して、センターは株式会社ストローハットの「Net4U」を新たに導入しています。導入施設は、基幹病院3、市中病院5、診療所8、歯科診療所3、訪問看護ステーション9、調剤薬局17、地域包括支援センター5、居宅介護支援事業所18、入所型介護事業所11、通所型介護事業所7、訪問型介護事業所7、福祉用具1、センター事務局1の合計95施設となっています。当地域では『あんしん在宅ネットにいかわ』の名称で多職種間の患者情報共有に活用しています。

活動内容:
当会の目的は地域の在宅医療と療養に係わるすべての医療・介護・福祉を提供することであり、ICTシステム(Net4U)を利用して多職種連携の基に実践しています。行政が地域包括ケアシステムの構築に着手してからは、行政との連携が密となり 今ではその中心的役割を担うまでになっています。主な活動は、行政を交えての会議と調整、在宅医療と療養に関する内容のセンター主催の市民公開講座支援、各種の講演会や研修会主催、公民館単位の出前講座開催などです。また、医師以外の会員によるコメディカル部会(会長:村井敏美さん)が2013年1月に発足し、多職種間の顔の見える関係作りのための「ケア・カフェにいかわ」を年に2回開催、「医療職・介護職・福祉職のための今日から活かせる研修会」を年4回開催しています。

おわりに:
当会の初代会長であった中川彦人先生が2016年9月に急逝されました。中川先生の戦車の様な大きな牽引力があったからこそ、私たちはここまで活動を続け当会を発展させることが出来たものと思います。会員は中川先生の遺志を受け継いで、この地区の在宅医療と療養を何とかせねばの気概で頑張っています。2019年10月現在、Net4Uの参加人数は300名を超えるまでに大きくなっています。
【原稿執筆:藤岡 照裕 先生(新川地域在宅医療療養連携協議会/藤が丘クリニック院長)】

多職種活動紹介Vol.3 地域包括支援センター(高岡市)

富山県
多職種活動紹介Vol.3 地域包括支援センター(高岡市)
多職種活動紹介Vol.3 地域包括支援センター(高岡市)

高岡市内に11カ所設置されている「地域包括支援センター」は、高齢者の皆さんが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、総合的な支援を行う機関です。高岡市と共に、団塊の世代が後期高齢者となる2025年(平成37年)を目途に、医療ニーズと介護ニーズを併せ持つ高齢者が地域で安心して生活できる社会の実現を目指し『高岡市あっかりライフ支援システム(地域包括ケアシステム)』の構築に取り組んでいます。
この体制の構築に向け、医療と介護の連携強化を推進するため、地域包括支援センター、高岡市医師会(高岡市医師会在宅医療支援センター)及び市が相互に事業連携を図りながら、高齢者の在宅支援の体制整備を促進しています。
地域包括支援センターにおける在宅医療・介護連携に関する取り組みは、多岐にわたりますが、その中でも特に代表的なものとしては、「認知症・地域ケア相談医」の参加による「地域ケア会議」の開催があります。
「認知症・地域ケア相談医」とは、認知症及び地域包括ケアに関する相談支援等を行い、医療と介護の連携支援体制を強化するため、高岡市医師会が平成25年に設置されたもので、現在約50名登録いただいております。この「認知症・地域ケア相談医」と地域包括支援センターが密接に連携し合い、顔の見える関係を日々築きながら、医療と介護が一体的に提供できる体制づくりを、各圏域の地域包括支援センター毎に行っています。
この取り組みの一つとして、「地域ケア会議」は、地域包括支援センターが「認知症・地域ケア相談医」をはじめ、多職種の関係者や、地域住民との協働のもと開催し、高齢者個人に対する支援の充実と、それを支える地域づくりを推進するために開催しています。一人暮らし高齢者や認知症のある方、また、多様な疾患のあるケースなどに対し実施しております。
会議では「認知症・地域ケア相談医」から、医療に係るタイミングや介護者の対応方法、また、民生委員の方や地域住民の皆さんに対し、認知症についての理解を促していただくことで、共通理解が図られ、支援に繋がる場として機能しており、高齢者の住み慣れた地域での在宅継続に向けて、多職種間での連携強化が図られています。
そして、この会議において把握された地域課題に対しては、市が開催している「地域ケア推進会議」において共有し、有効な支援方法や取り組みを普遍化するための検討を行っています。
また、地域包括支援センターが中心となって、在宅医療に関する介護関係者に対する知識の普及・資質向上、医療と介護の連携促進を目的とした研修会等を企画し、多くの関係者の出席のもと実施しています。
このように、地域包括支援センターでは、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるための在宅医療に関する取り組みを、日々積極的に実施しており、その成果が年々表れつつあります。今後も、多職種間で顔の見える関係を築きながら連携強化を図り、さらなる在宅医療の推進に向け、日々取り組みを進めていきたいと思います。
※写真は地域ケア会議の開催風景
【原稿執筆:高岡市福祉保健部高齢介護課介護予防・地域ケア推進係 谷井麻未 様】

多職種活動紹介Vol.2 訪問看護ステーション(高岡市)

富山県
多職種活動紹介Vol.2 訪問看護ステーション(高岡市)
  • 日時 平成28年10月6日
  • 場所 もみじ訪問看護ステーション
  • 対象 一般
  • URL http://momijihk.co.jp/
多職種活動紹介Vol.2 訪問看護ステーション(高岡市)

もみじ訪問看護ステーションは、平成23年6月に開設し、現在6年目です。住所は高岡市西部の高岡市中保にあります。近くにはボールパーク(野球場)があり、静かな住宅地と田畑に囲まれた一角にあります。〈写真1〉
ここでは、人間の自然治癒力を整え、自らの持っている力を引出すように、療養環境を整えることが看護であると言うナイチンゲール理論に基づいた看護を提供し、安心できる在宅療養生活を支援しています。
職員は看護師10人(常勤6人・非常勤4人で、平成28年7月の常勤換算は8.3人となっています。また、作業療法士1人・事務員2人で合計13人です。年代別では30歳代が5人・50歳代2人・60歳代3人で、達人レベルの看護職集団です〈写真2〉。また、積極的な30代の作業療法士は地域の介護予防活動に参加し、地域リハビリの開拓を果たしています。さらに、看護師と作業療法士の連携を密に行い生活の中でのリハビリテーションを実施しています。事務職が2名おり、変動する事務処理全般を担当し、看護職が事務作業を負担することはありません。当所の特徴として、ICT化を4年前から推進しており、緊急時の対応を迅速に行っています。また、高岡多職種連携システムのネットワークに所属し、利用者や家族の想いや健康状態を同じチーム内での情報提供に役立たせています。〈写真3〉
平成27年度の年間利用者数は、173人で、延訪問件数は5949件でした。もみじ訪問看護ステーションの特徴は、1番目に24時間連絡対応体制を取り、27年度死亡者46名中在宅死亡者は26人で、その中で、ターミナル加算習得は20件あり、在宅での看取りに重点を置いた看護を強化していること。〈グラフ1〉
2番目に保険別でみてみると介護保険利用者が84%です。富山県全体では69%となっており、割合で比較すると当所は介護保険利用者が医療保険利用者より多くなっています。これは、初回依頼はケアマネージャーからが多く、地域包括ケアの発展に貢献させてもらっています。〈グラフ2〉
3番目は、疾患別利用者数割合をみてみると〈グラフ3〉の通り、最も多い疾患は認知症21.3%で2番目に循環器20.6%,3番目が悪性新生物15%で4番目は精神疾患8.1%、5番目が呼吸器5.7%です。富山県全体で最も多く占めている疾患は循環器疾患24.6%2番目は悪性新生物19.6%、3番は筋骨格結合織9.1%,4番は認知症8.2%で5番目が呼吸器6.1%でした。比較してみて、当所は認知症や精神疾患患者の利用者が多いことが明らかになりました。医療処置の少ない認知症や精神疾患の在宅看護は、支援者自身の生き方そのものが問われてきます。細やかな気配りや毅然とした態度が信頼関係構築のために求められます。主治医やケアマネージャー・精神保健福祉士・スタッフみんなで話し合い確認し合って、支援しています。
Ⅱ.一般の方に知って欲しい在宅医療への知識、情報
元気なうちから、自分の最期はどこでどのように過ごしたいかを考え、できたら、周囲の人々に伝えておくことが大切と思います。自分の人生の終わり方をイメージすることで、今日一日が活き活きとして大切な時間になってくると思います。
Ⅲ.雑感
訪問看護師は利用者さんと早期に信頼関係を構築するために、その人・家族の人生を知り、考え方や価値観を理解しようと努める必要があります。色々な人との出会いが訪問看護師にとって学びであり、楽しさです。これからも、色々な人との出会いを楽しみながら訪問看護を地域の中に根ざして行きたいと思っています。
※文中の資料(写真・グラフ)は『パンフレット』を参照ください。
【原稿執筆:もみじ訪問看護ステーション管理者 増田千春 様】

多職種活動紹介Vol.1 在宅医療医師グループ(高岡市医師会在宅医療連携会「かたかご会」)

富山県
多職種活動紹介Vol.1 在宅医療医師グループ(高岡市医師会在宅医療連携会「かたかご会」)
  • 日時 平成28年10月6日
  • 場所 高岡市医師会内
  • 対象 一般
多職種活動紹介Vol.1 在宅医療医師グループ(高岡市医師会在宅医療連携会「かたかご会」)

高岡医療圏の医師のグループ診療としては、氷見在宅医療連携会、在宅医療いみずネットワークに次いで、平成23年7月に高岡市医師会在宅医療連携会が発足致しました。参加医療機関数としては33施設で県内2番目の規模でしたが、連携内容は登録制による看取りの代行が主体でした。
2015年の時点で高岡市の高齢化率は既に30.9%であり、今後さらに上昇すると推測されています。社会保障費抑制、地域医療構想など今後の医療・介護を取り巻く環境の変化の中で在宅医療はさらに重要な位置付けになります。
そのような中で、高岡市医師会在宅医療連携会メンバーの平野クリニックの平野誠先生から「在宅医療は我々開業医が担っていかなければ、今後高岡は介護、医療難民で溢れることになる。そのような状況は看過できない。」という熱いメッセージが発せられました。まずは看取りだけの連携でなく幅広い医療連携を行える医師同士のグループが必要でした。平成23年7月に平野先生の趣旨に賛同した医師5人で「かたかご会」が結成されました。
実際に活動を進めていくためには多職種連携が必須であると考えていたため、訪問看護ステーションの看護師、調剤薬局の薬剤師、居宅介護支援事業所および地域包括支援センターのケアマネジャーをメンバーに加え、平成23年10月より下記の理念を掲げて新生「かたかご会」として活動を開始しました。

1.患者が家族と共に安心して在宅医療を受けられるように365日24時間対応できる体制構築を支援すること
2.在宅医療を希望する患者の受け入れ、あるいは病院から在宅への円滑な連携を支援すること
3.在宅医療に関連する様々な職種と連携してチーム医療を実践し、病院とも密接な連携をとることで質の高い在宅医療を提供できる体制を構築すること
4.個々の主治医の心身の負担を軽減してチームで在宅患者の医療や看取りを実践し、主治医不在時でも安心して在宅医療を提供できるように支援すること

主な活動としては、毎月1回(第1火曜日)に定例会を開催し、毎回以下の議題につき検討しています。
1.各主治医の在宅患者の状況報告(新規登録患者・対象外患者について報告や問題のある患者についての検討)
2.医師・看護師・薬剤師・ケアマネジャーからの意見や提案
3.在宅における問題点や在宅保険請求の問題点についての検討

また、不定期ではありますが、胃瘻、中心静脈栄養管理、在宅酸素療法、自己調節鎮痛法など在宅医療の現場で必要な知識や技術の習得のための勉強会を開催しています。
平成28年6月より高岡市内のすべての訪問看護ステーション、9月より新たに3人の医師に加わって頂き、当初5人から始まった「かたかご会」が現在では総勢45名ほどの大きなグループへと成長してきました。今後、さらに多くの職種に参加して頂き高岡の在宅医療の充実、発展に貢献し、住民が安心して過ごせる環境を整えていきたいと考えております。
※写真は定例会の開催風景
【原稿執筆:林 智彦 先生(なのはなクリニック)】

『やっぱり家がいいね。』パンフレットのご案内

南砺
『やっぱり家がいいね。』パンフレットのご案内
  • 日時 平成28年3月31日
  • 場所 南砺市医師会在宅医療支援センター(お問合せ先)
  • 対象 一般向け
『やっぱり家がいいね。』パンフレットのご案内

南砺市医師会在宅医療支援センターでは、「住み慣れた家で最後まで自分らしく暮らしたい、そのような想いを大切にする在宅医療・ケアについてわかりやすく紹介」する目的で、事例検討会の中心的役割を担っていただいている「世話人会」の皆様と南砺市の実情に合った「看取り」も意識したパンフレットを作成いたしました。
今後、医師会加入各医療機関、意見交換会に参加いただいている各介護施設等はもちろん、介護に係わる各施設等にパンフレットを配布し、市民の皆様の「在宅医療介護」「在宅看取り」への理解が深まることを願っております。

※パンフレットご希望の方は南砺市医師会在宅医療支援センターTEL:0763-53-2510までお問い合わせください。