訪問診療と往診 – どちらも「自宅での医療」ですが、意味は異なります。
訪問診療 は、通院が難しい方に対し、あらかじめ同意のうえ定期的・計画的に医師等が訪問し、診療や検査、投薬、療養指導などを継続的に行う医療サービスです。慢性疾患の管理や日常的な健康チェック、治療の継続などに用いられます(厚生労働省 定義) 。
一方、往診 は、普段通院している方も含め、患者またはご家族からの要請に応じて、その都度医師等が自宅を訪問し診療を行うものです。定期的な訪問ではなく、急な発熱・体調不良などへの臨時対応や応急処置として位置付けられています 。
どちらも在宅医療に分類されますが、目的が異なるため、ご自身やご家族の状況に応じて「訪問診療」「往診」を使い分けることが大切です。